靴の話A
2017/8/30
皆様こんにちは。本日は私、小野におつき合い下さいませ。 前回靴をさがしている話を書きましたが、靴にあまり頓着してなかった私は、最近になってやっと靴を選ぶ難しさが分かってきました。 色々な靴を見ながら思い出すのは母の靴の事です。当時小学生だった私は母の誕生日プレゼントをさがしまわり、やっと『自分好みの』物を見つけました。 シュッとした細身の高価な靴は母のサイズにピッタリで、私は貯めていたお金をおろしてでも母はきっと喜んでくれると思い、実際そうで私の行事の時には普段は使わない靴を度々出してきては履いて見せてくれました。 が、今思えばあの細身の靴は、サイズは合っていても母の足の『巾』には合っていなかった様に思います。母が履いた時、『あれ?この靴こんなシルエットだったっけ?』と思った事を覚えています。 合わない靴を長時間履くのはキツかったはずなのに、母の口からは私に対しても、靴に対しても文句は出ませんでした。ごめんねお母さん、成長しない娘で。 今なら一緒に選びに行こうと言えるのに。 |
|