あの日
2019/10/28
皆様こんにちは。 本日は私小野におつき合い下さいませ。 先日お位牌の作成を承りました。彫り見本にとお持ち下さったご親族様のお位牌を拝見したところ、亡年月日が母の命日と同じでした。 母は余命宣告され自宅療養中でしたが、まだまだ一人で出来る事も多く、私も家族も母に甘えて世話をかけていました。 在宅介護の先生だったかに、『最後の瞬間に親族近しい人達が集まる中「ありがとう」が最後の言葉で亡くなるなんて稀ですよ』と言われていましたが、だんだんゆっくりとその時は訪れ、覚悟も出来ていくものだと思っていました。 その日の朝、急に体調が優れないと在宅の先生に来てもらい、母が眠って、先生と今後の事を話していたほんの数分の間に、さよならも言わずに逝ってしまいました。 私達家族が突然の別れに直面したあの日、この方達も悲しい思いをされていたのだなぁと思いました。 大切な方を亡くされたお一人おひとりのお気持ちに添った接客を心掛けようと改めて思いました。 |
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