拍子木(ひょうしぎ)
2021/2/27
皆様こんにちは。本日は私、小野にお付き合い下さいませ。 昨年末、火の用心!と夜回りされている町内会?の方とすれ違いました。『火のよーじん』のかけ声と拍子木の音のリズムが若干ズレていて、でも微笑ましくこんな寒いなかをと自然に頭が下がりました。 さて拍子木ですが、皆様一度はその音色を聞かれたことがあるのではないでしょうか。楽器、相撲の呼び出し、歌舞伎の舞台や紙芝居、夜回りにもこれがなくっちゃ。 この拍子木は、仏事で数名以上が読経する時に速度を調整するためにも使われ、お宗派で呼び方が違います。音木(おんぎ)・節折(せったく)・割笏・戒尺(かいしゃく)・槌木(ついぎ)・激柝(げき)など。 新人の頃、商品説明を受ける際に『どのお宗派の方がご来店されてもいいように』と教えてもらったのですが、いまだにスラスラとは思い出せず『えー…っと』となります。 火の用心を呼びかけるだけじゃなく、防犯や不審者の見回りの意味もある夜回り。2回打つのは陰と陽を表すなど色々な説があります。寒いなか見守って歩いて下さっている人がいる。有難いことです。 |
|