具足(ぐそく)
2021/4/4
皆様こんにちは。本日は私、小野におつき合い下さいませ。 先日、テレビドラマを見ていましたら、戦場に向かおうとしている戦国武将が家来に『具足を持てぃ!!』と言っていました。話の流れから仏具の事ではなく甲冑の方だとはわかりましたが、何故『具足』と呼ばれているのか気になりました。 仏教での具足は花立・火立・香炉等の仏具の事を言います。(仏具の種類は多岐にわたります。) 一方で武具での具足は鎧や兜の別称で、頭・胴・手足の各部を守る装備の事だそうです。 一見共通点がないように思いましたが『具足』という言葉の意味としては『備え足りる』(十分に備わっている)が由来で、他には『添える・同行する』『道具』という意味もあるそうです。 なるほど。道具としては一つ一つ使い方は違うけれど物事に向き合う気持ちは一緒なんだなと思いました。『守って同行してくれる、十分に備わっている道具』うわー素敵で心強い言葉ですねぇ!! |
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