一期一会
2021/7/9
皆様こんにちは。本日は私、小野におつき合いくださいませ。 先日、ご尊母様が亡くなられたとご夫婦でご来店下さったお客様がいらっしゃいました。お位牌、お盆用の提灯をご注文下さり、お二人の柔らかな雰囲気に穏やかなお人柄がにじみ出ていてよく覚えていました。 そのひと月も立たないうちに、ご主人様が亡くなられたと奥様がおひとりでご来店されました。 以前から体調を崩されていたものの、お母様の忌明けまではと頑張っておられたとのことでした。 何とお声掛けしてよいものか言葉が出ない代わりに涙が溢れ、お位牌作成の伝票を書きながらも泣けて泣けてどうしても止められませんでした。 仏具店ですので、毎日のようにどなたかが亡くなられたとか、何回忌だという話をお客様から伺いますが、あぁ『あの方が』亡くなられたのだなぁと思うと、私はもうあの方にはお会いすることも、言葉を交わすこともできないけれど、せめてせめてご親族様を通して少しでもお役に立ちたいなぁと強く思いました。 謹んでお悔み申し上げます。 |
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