83才の雨雲レーダー
2021/8/2
皆様こんにちは。本日は私、小野におつき合いくださいませ。先日父の病院に付き添った日のことです。その日はひどい雨で、駐車場から病院までが遠いので私は朝から憂鬱でした。が、思いがけず傘をさすことなく診察も無事に終わり、やれやれと駐車場までの道を歩いていたところ、父が屋根のある場所で待っていました。車まではもう少しあるのに疲れたのかと思いつつ二人で車に向かい、ドアを閉めたその音が合図だったかのように、一瞬で目の前が白くなるほどの雨が降ってきました。呆然とする私に父が「ほらね」と得意気に言います。あの雲が云々と隣で言っていましたが、次は薬を貰うために薬局に行かなければならず、いくらなんでもこの豪雨が数分で止むものかと薬局に着いた途端傘をひっつかんで出ようとしましたが、「もう少しで小振りになるぞ」と父が止めます。またまた〜と半笑いでいたところ、「3、2、1」のタイミングで小振りに。何?何なの?偶然にしても凄くない?と私は大興奮。残念ながら三度目の奇跡が起きる前に家に着いてしまい、本当に父が雲の動きを読んだのか真偽はわかりませんでしたが、父の底を垣間見た休日でした。 |
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