あの時F
[ 2024/3/31 ]
皆様こんにちは。本日は私、小野におつき合いくださいませ。『25年前に出会った恩人に、数年越しに初対面の時の真相を語られて驚いた話』の続きです。 あの時、ホテルの場所を尋ねに交番に入った私を待つ間、ご自宅に泊めてあげようとするおじ様(ご主人)と、やめさせたいおば様(奥様)とでひと悶着あったというのです。 おじ様は職業柄か性格か、困っている人に声を掛けるのはいつものこと。時には泊め、お金を貸し、保証人になり…とその日その場限りではなく、何年も何人も続けてきたそうです。そんななかでの直近の出来事として、年若い方が一人暮らしの部屋で亡くなられ、辛くてやりきれない想いを抱え、心も癒えないまま私と出会ったそうです。その方と私が同年代だったということもあり、おば様は関わるのが怖かったと言います。 『私も一時は反対したけれど、そんななかであっても変わらず人と関わろうとするおじさんを尊敬している』と続きました。声が少し明るくなったことにホッとしつつ、お互いに支え合って人と関わって『生きている、生きてきた』姿を見せてくれるお二人に出会えて幸せだなと強く思いました。 |
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