かまぼこ彫り
2019/3/1
| こんにちは。林田です。 最近お寺様の山門に掛けられている寺号額のご注文（新調）や修復などのお問い合わせをよく頂きます。寺号額とはお寺様の正式な名称をあらわす立看板の事です。大きさや木の材質、塗装など、それぞれがお寺様独自のものとなりますので、大変個性を感じます。そんな寺号額ですが、彫り方に特徴があります。下の写真をご覧下さいませ！文字の外側を彫りこむ事により、中央の部分を盛り上げるように彫っています。この彫り方を「かまぼこ彫り」と呼びます。文字が立体的に浮かび上がるように見えますね。代表的な彫り方の一つで大きな文字を彫る場合に使われます。またお墓の戒名など、小さな文字を彫る場合に使われる彫り方に「薬研（やげん）彫り」があります。こちらは逆に文字の中心部分をＶ字に彫り込んでいく方法です。いろんな彫り方があるんですね。寺号額は材質、サイズ、塗装、そして彫りの技法を活かして出来上がっています‼ |
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