季節外れのお花見
2020/10/12
10月になりました。まだ汗ばむ日もありますが、徐々に過ごしやすい時期になり秋も深まってきました。これから青かった木々が紅葉を見せてくれる季節になります。しかし、道路脇の桜の木やその他の木々の葉っぱが少ないのです。なぜかと言うと長崎では先日の台風9号10号でその木々の葉っぱが飛ばされて少ないのです。この頃になり、その桜の木になくなった葉っぱの代わりに本来ならば来年の春に咲くはずの花がたくさん咲いています。今年はそのような季節外れの桜を特に多く見かけます。なぜか調べてみると葉っぱの状態が重要だということです。夏の間に翌春に咲く花芽を葉で作られ、そして葉っぱが落ち、冬の寒さで休眠から目覚め、次第に春の暖かさを感じて、つぼみが成長して開花を迎えるのですが、先に葉が落ちてしまい、夏の終わりの涼しさを冬と間違え、その後再び気温が高くなると春が来たと勘違いして秋に花を咲かせてしまうそうです。紅葉を前にして散ってしまいましたが、季節外れのお花見もよいのではないでしょうか。今日の担当は平野でした。 |
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